2015年10月6日火曜日

衝撃的な映画の静謐な音楽

10月3日に行われたシネマコンサートの記録です。

○The Godfather Live 2015~ゴッドファーザー・シネマコンサート
開演:2015年10月3日(土) 13:00
会場:東京国際フォーラム ホールA
演目:『ゴッドファーザー』part1
音楽:ニーノ・ロータ
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:ジャスティン・フリーア

好きな映画三本の指に入る映画。
音楽が大好きなニーノ・ロータ!
生(ロードショー含む)で2回、TVなどで3回以上は観てて次に何が来るかも大体みんなわかっている映画ですがそれでもあまりにも精巧な筋書きとド迫力の映像に前半は音楽が生なことを忘れて画面に完全に釘付け。
後半は大幅に音楽の生演奏の効果が高まり、シチリア島を舞台にした一連のシーンはもう歌劇と同じ(しかも内容が深くて示唆的)。
最後の受洗式のシーンはオルガンをどうするのだろうと思っていたのですが、何らかの手段で生音を得た模様で風圧を感じるほど。
それでも確かにシネコンの真価が本当に発揮されたのはエンドロールが終わったあとの静止画を背景とする演奏であったのは確かなところもあったが、後半はある意味映像と音楽が非分離にまで一体化していたのも事実であった。
これほどの凶暴凶悪な映画の音楽が斯くも静謐に溢れたものであることは、確かに前半では音楽の効果が映像体験に影響を及ぼしづらいところもあった(それでもオーボエやクラリネットの独奏はすばらしく響いた)のであるが、後半さらに凶暴凶悪の度が増すにつれてむしろ音楽が重要になってくるのは、そのあまりの衝撃を音楽の静謐で中和しようとするようにも見えるが、なによりその凶暴凶悪なシーンに脳が静謐な音楽を希求していることを監督や作曲者に見抜かれてしまっているようにも感じ取れた。

次回もしシネマコンサートがあるならワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカを観たいのであるが・・・(じゅ。が一番好きな映画である、最も凶暴凶悪の衝撃的映画。音楽は美の極致。)

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