2016年12月19日月曜日

2016年マーラーの全交響曲コンプリート

本年も、12月18日の国立マーラー楽友協会管弦楽団のマーラー9番をもってマーラーの全交響曲を聴くことができました。(10番を除く。)

以下がその記録です。

1月10日 交響曲第9番(第3・4楽章)(国立マーラー楽友協会管弦楽団)
1月18日 交響曲第1番「巨人」(シカゴ交響楽団)
1月27日 交響曲第5番(新日本フィルハーモニー交響楽団)
1月30日 交響曲第4番(日本フィルハーモニー交響楽団)山田和樹チクルス4
2月12日 交響曲第7番(読売日本交響楽団)
2月21日 交響曲第2番「復活」(日立フィルハーモニー管弦楽団)
2月26日 交響曲第5番(東京フィルハーモニー交響楽団)
2月27日 交響曲第5番(日本フィルハーモニー交響楽団)山田和樹チクルス5
2月27日 交響曲第5番(交響楽団はやぶさ)
2月28日 交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」(マーラー祝祭オーケストラ)
3月16日 交響曲第1番ニ長調「巨人」(新日本フィルハーモニー交響楽団)
3月26日 交響曲第6番イ短調「悲劇的」(日本フィルハーモニー交響楽団)山田和樹チクルス6
4月10日 交響曲第2番「復活」(新交響楽団)
5月05日 交響曲第8番「千人の交響曲」(ブルーメン・フィルハーモニー )
5月14日 交響曲「大地の歌」(東京シティフィルハーモニック管弦楽団)
6月19日 交響曲第1番「巨人」(みずほフィルハーモニー管弦楽団)
7月01日 交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」(新日本フィルハーモニー交響楽団)
7月04日 交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」(新日本フィルハーモニー交響楽団)(上記と同じ演目、ハーディング新日の最後)
7月14日 交響曲第6番イ短調「悲劇的」(読売日本交響楽団)
7月17日 交響曲第6番イ短調「悲劇的」(船橋フィルハーモニー管弦楽団)
7月24日 交響曲第2番「復活」(千葉フィルハーモニー管弦楽団)
7月25日 交響曲第5番(東京都交響楽団)
7月31日 交響曲第3番(都民交響楽団)
9月08日 交響曲第8番 変ホ長調「千人の交響曲」(NHK交響楽団)
9月17日 交響曲第5番(神奈川フィルハーモニー管弦楽団)
10月2日 交響曲第5番(TAMA21交響楽団)
10月6日 交響曲第3番(NHK交響楽団)
10月8日 交響曲第1番「巨人」(カラー・フィルハーモニック・オーケストラ)
10月9日 交響曲第6番「悲劇的」(ザッツ管弦楽団)
10月23日 交響曲第4番(麻生フィルハーモニー管弦楽団)
11月12日 交響曲第4番(横浜みなととなみ管弦楽団)
11月21日 交響曲第1番 ニ長調 「巨人」(サンフランシスコ交響楽団)
11月25日 交響曲第5番(パリ管弦楽団)
11月28日 交響曲第4番(東京都交響楽団)
11月29日 交響曲第5番(エルサレム交響楽団)
12月14日 交響曲第1番 ニ長調「巨人」(東京都交響楽団)
12月18日 交響曲第9番(国立マーラー楽友協会管弦楽団)

全37回。
今年は5番が9回と回数が多かったのと、滅多に演奏されない8番を5回も聴く機会に恵まれたのが特異でした。

国立のマーラー

  1. 本日は下記の演奏会に行きました。

  2. 〇国立マーラー楽友協会管弦楽団特別演奏会
    開演:2016年12月18日(日)15:00
    会場:一橋大学兼松講堂 ...
    曲目:マーラー/交響曲第9番
    管弦楽:国立マーラー楽友協会管弦楽団
    指揮:齊藤栄一

  3. 本日の演奏会はこの管弦楽団の創設者と言えるかたの追悼の演奏会とのことです。
    創設メンバーがたくさん参集しているとのことのようでした。(創設は1983年)


  4. 演奏は、追悼演奏会という考えを頭から外して聴くと、意外にも生気に満ち溢れた演奏で、しかも暴音に走らず、灯心がじりじりと音を立てて燃えていくような、人の心の強さを感じる演奏でした。
    弦楽器の知人が多く出演してるから言うわけではないですが、弦楽器が圧倒的。厚くてうねるところはうねり切ってた。薄くて枯れて果てるところは枯れ切ってた。その切れ方がすごい。すばらしい。
    管楽器も第1楽章の最後のフルートとホルンの掛け合いのカデンツとか息も絶え絶えなのがすごい。たぶん木管楽器のトップは創設メンバーと思われましたが渾身の力を込めているようなのに心が打たれました。
    そして大きく揺さぶったテンポなどを含めて、詩情が感じられました。特に中間楽章がそうかな。第1楽章も極めて厳しかったけれど上述のカデンツは息も絶え絶えながら詩情があったし、終楽章もまさに水が流れて元の形にないような詩的な幻影があった。
    追悼という考えからすると、故人を偲ぶというより、新しい旅立ちのほうに近かったかな?
    じゅ。は故人のことを存じ上げないのですが、この方が故人は悦ぶと思う。